回転記号を覚えてみよう
初心者用の手順のページでは、回転のさせ方を図で書いていました。これをアルファベットに置き換えたものが回転記号と呼ばれるものです。
種類はたくさんありますが、回転記号を覚えることで、より効率的に手順を覚えることができます。積極的に覚えていきましょう。
また、キューブを素早く回すための回し方も覚えましょう。
外層の回転
外層の回転は6種類あります。それぞれの面の位置の頭文字を取って名前がついています。
右の面の回転
: R
: R'
: R2
: R2'
右の面の回転にはR(Rightの頭文字)を使います。時計回りに回すときは何もつけず、反時計回りに回すときは'(プライム)をつけます。2回転させるときは2をつけますが、明示的に反時計回りに回すべきときはプライムをつけて書くこともあります。
回し方: 右手の親指と中指でエッジパーツを持ち、2つの指でひねるように回しましょう。
上の面の回転
: U
: U'
: U2
: U2'
UはUpの頭文字。こちらも時計回りに回すときは何もつけず、反時計回りに回すときはプライムをつけます。
回し方: Uは右手の人差し指で、U'は左手の人差し指で回しましょう。場合によってはUを左手の人差し指で、U'を右手の人差し指で押し込むという回し方もします。U2はそれぞれの手の人差し指と中指で回しましょう
手前の面の回転
: F
: F'
: F2
FはFrontの頭文字。
回し方: Fは右手の人差し指で回しましょう。F'は右手の親指で押し上げるように回すことが多いです。
左の面の回転
: L
: L'
: L2
LはLeftの頭文字。RとLでは回転の方向が違うことに注意してください。
回し方: 左手の親指と中指でひねるように回しましょう。
下の面の回転
: D
: D'
: D2
DはDownの頭文字。UとDでは回転の方向が違うことに注意してください。
回し方: Dは左手の薬指で、D'は右手の薬指で回しましょう。
後ろの面の回転
: B
: B'
: B2
BはBackの頭文字。FとBでは回転の方向が違うことに注意してください。
回し方: 回しにくいのでほとんど使いません。キューブを手前に回転させてUやU'を回すイメージが最も近いです。
その他の回し方
他にもよく使われる回転記号があります。
2層同時回転
: Rw
: Uw
: Fw
2層を同時に回すときはw(小文字)をつけます。反時計回りならRw'、2回転ならRw2のように書きます。
回し方: 1層回しの時と同じように回しましょう。
真ん中の層の回転
: M
: M'
: S
: S'
: E
: E'
真ん中の層の回転にはM,S,Eを使います。回転の向きに注意して覚えましょう。それぞれL,F,Dと同じ向きだと覚えましょう。
回し方: M'は右手の薬指で回しましょう。M'は右手の薬指で押し上げるように回すことが多いです。
キューブそのものの回転
: x
: y
: z
キューブそのものを回転させるときはx,y,z(小文字)を用います。それぞれR,U,Fと同じ向きだと覚えましょう。